先日の
久喜市のクライムホームさんのページでの動画の補足説明します。
iPhoneで撮影したので、何をやっているのか詳細が分かりづらいと思います。
あの実験は、氷を特殊な板と木の板、陶器の皿、アルミホイルに置いてどれが一番早く融けるのかを実験しています。
結果としては、特殊な板のみ驚く速さで融けるのですが、この板の凄さを見せたいのではないのです。
物質は目には見えない「波長」をもっています。
その目に見えない「波長」の存在を体感するための実験なのです。
特殊な板からは「遠赤外線」の一種が放出されているので、氷が早く融けます。
この「遠赤外線」は氷を通過してその際に熱を奪います。
その他のものは氷を解かす「波長」をもっていないので、室内の空気の温度で氷を溶かします。
そこに氷の融ける速度の差ができるのです。
そして注目して頂きたいのが、その特殊な板の上にのせたアルミホイルの氷なんです。
同じ板にのせているのにわずか数ミリのアルミホイル1枚あるだけで、他の氷と同様になかなか融けなくなっています。
アルミホイル=金属 なので「波長」を反射してしまうからなのです。
実験の後に、この「波長」を反射するという性質は住まいにとってどんな影響を与えるのか・・・という話しを講演しました。